
ストレートネック説明
ストレートネック(Straight Neck)は、頸椎(首の骨)の自然な湾曲が失われて、首の前後がまっすぐになる状態を指します。通常、健康な首の姿勢は前に湾曲しているC字型をしており、この湾曲は頭部の重さを支える役割を果たし、頚部の負担を軽減します。
ストレートネックは、主に以下のような要因によって引き起こされると考えられています。
◎姿勢の悪化
長時間のスマートフォンやパソコンの使用、デスクワークなどで、頭部が前方に突き出す習慣がある場合、首のカーブが失われてストレートネックになることがあります。
◎筋肉のバランスの崩れ
首周辺の筋肉が偏った使い方をすることにより、首のカーブが失われることがあります。
◎頸椎の変形
けがや骨の異常な成長により、頚部の湾曲が失われる場合もあります。
ストレートネックは、首や肩のこり、頭痛、めまい、肩こり、腕のしびれなどの症状を引き起こすことがあります。また、ストレートネックは頸椎の負担が増え、将来的には頸椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症といった問題を引き起こす可能性もあるため、早期の対処が必要です。
ストレートネックの施術
金沢市整体院ほしみぐさでは頭痛肩こりの整体、骨盤矯正での姿勢改善に関しての時にストレートネックについてのお話が出る事があります。
当然自分でもストレートネックであることは気が付いていますので、自分自身で直そうと思えば治せることなのですが前回書いたように【なぜ姿勢改善は難しいのか】というように、わかっていながらも自力で改善する事は困難と思われることが多いです。
前述しましたが、ディスクワークやスマホの見過ぎ等で頭が身体よりも前方に変位する姿勢を継続するとストレートネックになりやすいです。
ストレートネックになると頚髄を圧迫し、脳から各体幹・四肢に神経伝達する信号が過剰に反応してしまいます。その圧迫により筋肉が正しく働かなくなり足がつまずきやすくなったり呼吸がしづらくなったり手足が強張ったりします。
ここでは当院の施術によってストレートネックを改善するための施術の3っの考え方を説明します。
頭蓋底
頭蓋骨の底にある感覚センサーの働きを改善して上半身の筋肉に良い命令を伝えるようにします。
頭蓋低には顎・目・頸部の筋肉が集約しています。頭蓋底のセンサーを頼りにして筋肉は働いていますので緊張を解除することにより働きが良くなります。
後頭下筋群
頭が体幹よりも前にいくと頭が落ちないように働く筋肉で後頭下筋群が緊張するほどストレートが完成されてしまいます。こちらで後頭下筋群がストレッチされるように誘導して施術します。
頸部の多裂筋
多裂筋が働かないで凝り固まるので頸椎7番前後の多裂筋の伸長・収縮を促します。
これらの施術をすることでストレートネックの改善だけではなく、ストレートネックによっておこる、呼吸が浅くて自律神経が不安定になり、寒さや手足が冷たくなる自律神経症状までも改善できます。
参考記事|頭痛は肩こり・ストレートネックから起こる
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