猫背の治し方

猫背でノートパソコンを操作する女性

金沢市骨盤矯正専門ほしみぐさでは猫背矯正は積極的に行わないようにしています。

ぜひこのページをご覧になって猫背というものはどういったものなのかご理解して頂きなるべくご自身で解決して下さい。

 

 

猫背とは

骨のS字カーブ

背骨には、もともと生理的な前弯があります。

生理的後弯とは、一般的に背骨のS字カーブと呼ばれるものです。

背骨には24個の骨があり、上から頚椎、胸椎、腰椎、仙椎の4つの部分に分かれています。

この4つのパーツが背骨のS字カーブを構成しているのです。

 

頸椎と腰椎は前弯し、胸椎と仙椎は後弯しています。

 

胸椎は正常な状態でも後弯していますがより強く後弯し、あきらかに背中の丸まりが際立った状態を猫背といいます。老人性の猫背や程度が悪くなれば円背(えんぱい)という言い方もされます。

 

猫背の姿勢では、背骨のS字カーブがうまく整わないため、衝撃をうまく吸収できず、体にかかる負担が非常に大きくなり肩こりや腰痛の原因となります。

 

猫が背中を丸めている

猫が身体を丸くして寝ているのをみて猫背という言われ方をしていますが丸くなって寝ている以外では背骨は丸くなっていることはなく人間以上にしなやかな背骨をしていますので猫背という言い方は個人的には間違った言葉であるな~と思っています。本当は亀の甲羅のように硬くなって動かなくなるので亀背といった方がいいと思っています。

 

 

猫背の原因

ほとんどの猫背は生活習慣による姿勢不良になりますが、仕事での動作や老化による腹筋や背筋の衰えによっても猫背になりやすくなります。

 

まず、背骨のS字カーブを維持するためには、腹筋と背筋がバランスよく働いていることが重要です。

 

姿勢不良が日常化しさらに運動不足になると、腹筋や背筋がどんどん弱くなります。

 

その結果、姿勢が悪くなり、猫背が定着してしまいます。

 

また、日々の生活習慣も大きく影響します。

 

単刀直入に書くと、前かがみの姿勢をしているという事です。

猫背になって勉強する子供

よくお子様の猫背についてご質問を受けます。

 

猫背のベースは子供のころからの姿勢不良にありますので普段からしっかり姿勢に気をつけるようにしていかないと一生猫背になることもあります。

 

仕事でもほとんどの方が一日中ディスクワークをしているので子供のころからの延長を続けているのでより猫背が治りにくくなっています。

 

 

猫背矯正だけでは意味がない

ボキボキする猫背矯正は、背骨の歪みを一時的に矯正する効果はありますが、根本的な原因を取り除くことはできません。

 

猫背の原因は、姿勢の悪さや筋肉の緊張による骨格の歪みなどさまざまですが、ボキボキする矯正では、これらの原因を改善することはできません。

 

ボキボキする矯正で猫背が直ったように感じる理由は、以下の2つが挙げられます。

 

●背骨の歪みが一時的に矯正されるため、姿勢が良くなる。

●骨の位置がずれることで、筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減される。

 

しかし、これらの効果はあくまでも一時的なものであり、継続的に姿勢を正しく保つことができなければ、猫背は再発します。

 

 

猫背にならないために

簡単に説明しますと、背部が伸びて硬くなっており、胸部が縮んで硬くなっています。

 

この状態の逆をするようにすればよいだけです。

 

それで有効なのが腕立て伏せです。

膝をついて腕立て伏せ

膝をつき、手の位置をできるだけ開いてください。

 

そして顎が床にできるだけ近づくように深く肘をまげて腕立て伏せをします。

 

回数はできるだけ多くして下さい。5回でつらければ5回でいいですし、100回できれば100回して下さい。

個人差がありますので自分のできる範囲で行ってください。

 

 

腰を反らす運動

猫背になっていると首も腰も硬くなって丸まっていますので20秒ほど伸ばして柔軟性を高めてください。

 

 

顎を引く運動

そして最後に一番気をつけること事。

 

顎を引いてください。

 

仕事している時、勉強している時、顎を引くことを意識すれば背筋も腰も自然と伸びて猫背の進行が止まりそこから改善していきます。

 

 

猫背まとめ

ネットを調べると筋トレやストレッチ方法が沢山ありますが、そんな方法ですぐに直るわけがありません。

 

そうだったら猫背になっている人は誰もいないはずです。

 

誰にでも出来て簡単なことでないと長続きはしません。

 

骨盤矯正の時に猫背も直してくださいという事も言われますが、骨盤と違い猫背は意識して自分から働きかけることでしか改善はしません。

 

しかし筋肉が硬いままだと意識しても姿勢よくできませんので、猫背の運動や意識をしやすいように改善の手助けとして整体を行う事は致します。

 

当院では産後骨盤矯正で赤ちゃん連れの場合に副院長がずっと赤ちゃんを抱っこをしています。

その負担で毎日かなり背中に負担がかかり猫背になります。

時々ですが私が背中をボキッとして矯正しますがそれで猫背が治るわけではありません。

赤ちゃん連れでの施術は日々続いているので背中の負担もそのまま継続されます。

よって仕事から解放されなければ毎日ケアし続ける必要があります。

 

猫背は日頃から意識して治すようにしましょう。