姿勢改善への意識が持ちにくい背後にある理由と克服のヒント
姿勢改善は健康と生活の質向上に不可欠な要素ですが、なぜ人は姿勢改善への意識を持ちにくいのでしょうか?
その理由には複数の要因が絡んでいます。当院でも姿勢が悪く肩こりが酷い、巻き肩で猫背ですというお話がよくあります。
本記事では、姿勢改善への意識が持ちにくい背後にある主な理由を解説し、意識を向けるためのヒントを提供します。
姿勢矯正の難しさ
◎無自覚な状態
姿勢の悪さは日常的な状態に長く慣れ親しんでしまった結果、無自覚になることがあります。姿勢の問題が徐々に悪化するため、身体がその姿勢に慣れてしまい、何が正しい姿勢なのかがわからなくなることがあります。また、痛みや不快感が少ないため、姿勢を意識する必要性を感じなくなっている場合も考えられます。
◎日常生活の忙しさ
現代の忙しい生活スタイルでは、姿勢改善に向けた意識を持つ時間や余裕を持つことが難しい場合があります。仕事や家事、社交活動などで多忙な毎日を送る中で、姿勢に対する意識が後回しにされてしまうことがあります。ストレスや時間の制約が意識の妨げになる可能性もあります。
◎モチベーションの欠如
姿勢改善に対して十分な動機付けが欠けていることも、意識が持ちにくい理由として考えられます。姿勢改善の重要性や将来の健康への影響を理解していない場合、意識を向ける動機が薄くなることがあります。具体的な目標や改善のメリットを知ることで、モチベーションを高めることが重要です。
◎老化や健康問題
年齢とともに姿勢の悪化が進むことがあります。特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、姿勢が悪化することが多いです。また、健康上の問題や姿勢に影響を与える身体の制約がある場合も、意識を向けることが難しいことがあります。
◎習慣化の難しさ
新しい習慣を身につけることは容易ではありません。姿勢改善を継続するためには、コツコツと意識を向ける練習が必要ですが、それが難しいと感じることがあります。特に姿勢は無意識に行われるため、意識的に続けることが困難に感じられるかもしれません。
姿勢・猫背矯正の今後
これらの要因が重なって、姿勢改善に対する意識が持ちにくくなっている可能性があります。姿勢改善への意識を高めるためには、自己理解、目標設定、モチベーションの向上などが重要ですが、焦ることなく自分のペースで取り組むことが大切です。
基本的には骨盤矯正などの他力ではなく自力で改善する事を心がける事です。
姿勢の改善は一日や二日では達成できるものではなく、時間をかけて取り組むことで、徐々に意識が向き、健康な姿勢を手に入れることができるでしょう。
当院では10年前は猫背矯正を行っていましたが、当時からスマホ全盛期ということもあり施術後の待合で猫背矯正をした後から姿勢悪くスマホを見ているのをみて、これは猫背矯正をしても意味ないなということでメニューから外した経緯があります。
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