運動しているので骨盤は整っている気になっていませんか。
ヨガをしているから骨盤は歪んでいない気になっていませんか。
運動する事はいいですが、骨盤に関していえばその考えは誤りです。
骨盤矯正を理解していない専門家
今から15年?以上前でしょうか、テレビでこんなこんな事をしていました。
両足に体重計をおいて左右差をしらべると、右と左の重さに随分と差がありその差を簡単に直してしまうというものでした。
やり方はその場で10回ジャンプをする。
一回一回なるべく足の裏をドンと地面に当てるようにジャンプ。
それをしてから左右の差を調べると。あら不思議! ほとんど体重計の差がなくなっていました。
その人はスポーツの指導者か何かでこれをすれば骨盤矯正とかは必要ないなんてことまで言っていました。
これが間違いです。
これは身体が歪んでいるのを自力で調整しているに過ぎません。自分自身でバランスをとっているという事です。
だから自分でバランスをとることが出来るのだから骨盤矯正は必要は無いかもしれません。
しかし骨盤は歪んだままになっています。
骨盤を整えた上で時々このようにジャンプをするのであればその後はずっと骨盤は歪むことなくいくのかもしれません。
もっと簡単な例では平均台を歩くときにフラフラしながらバランスをとるじゃないですか。それと同じです。
骨盤が歪んでいても身体は平均台から落ちないようにバランスをとります。
これはバランス感覚であるので骨盤が整っているのとは違います。
ヨガのインストラクター。自分はヨガをしているから骨盤は歪んでいない。背骨も真っすぐ。
そんなことを言っている、もしくは思っている人がいます。
歪んでいないのはどうやって確認しているのでしょうか? ヨガしているから、体を動かしているから骨盤は歪んでいないと、自分で勝手に思っているだけです。
歪みはあります。必ずあります。
ありますが、他のブログでも書いていますが、その歪みが必要な歪みならばそれでOKということです。
どこで書いたのか忘れましたが2回位は書いてあるはずなので、興味があれば探して下さい。
骨盤ベルトと骨盤矯正ではどっちがいい?
あとは骨盤ベルトや骨盤スパッツです。
しっかり付けて下さいという接骨院もあれば助産師さんでも付けなくていいという場合もあり、以前から賛否両論ある骨盤ベルトです。
基本的に骨盤の動きを固定(抑制)する機能に特化しているので、ひどい仙骨痛や恥骨痛での装着には非常に価値があります。
しかし固定以外の機能がないので歪みは直りません。
これに関していえば付けたければ付ければいいですが、痛み以外の理由では付けてもそれほど意味はないという事です。
背骨のズレもそうです。
いくら毎日身体を伸ばしたり捻ったりするようなストレッチをしてもズレた背骨は直りません。
一度歪んでしまった骨盤や背骨の歪みはそう簡単に直るものではなく外部より力が作用する事でのみ歪みが直ります。
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