産後の腰痛の割合
産後に腰痛で悩んでいる人の割合は、国や地域によって異なりますが、多くの研究によると産後腰痛は一般的な問題であり、産後の女性の約半数以上が腰痛を経験していると報告されています。
たとえば、アメリカ産婦人科医会(ACOG)によると、出産後の女性の40%〜85%が腰痛を経験すると報告されています。また、日本産科婦人科学会の調査によると、出産後の女性のうち腰痛を経験した割合は約60%と報告されています。
産後の腰痛は、分娩時の姿勢や労働、妊娠中の体重増加など、多くの要因によって引き起こされる可能性があります。
産後の腰痛が継続する場合は、まずは医師に相談することが推奨されますが、当院の骨盤矯正でも腰痛が改善した例は数えきれないほどありますのでご検討いただければと思います。
朝起きた時が一番痛い
産後骨盤矯正での腰痛でお話を伺うと、朝起きた時が一番痛いというのが圧倒的に多いです。
ほとんどこの朝一の腰痛がらみタイプといってもいいほどです。
朝起きた時に腰が痛い原因と解決
産後に起こる朝起き腰痛最大の原因は二つ。
敷布団の問題と寝返りの問題です。
本来ならば寝ている時に腰痛は回復しなければならないのに、そうならないという事は?
朝起きた時に腰が痛いので身体の問題よりも寝ている時に問題があると考えてみてはどうでしょうか。
敷布団の問題
寝る時に床に布団を一枚だけしか敷いてない場合は当然腰は痛くなります。仮に厚み3センチほどの薄いマットレスを重ねているとしてもまだまだ体の重さを吸収しきれていないので腰は痛くなります。
ベットでしっかりとしたクッションが効いているといった場合でも朝腰が痛くなっていたらやはりそれは硬すぎるのか柔らかすぎるかのどちらかです。
寝ている姿勢で身体の形状を適度に支える布団でなければいくら毎日腰をマッサージしても朝には腰痛になっています。
解決策は私自身が体験した事で書きますが、高反発マットレスで10センチ位のものを購入して下さい。5センチくらいだと薄いので腰痛が回復しません。
たったこれだけの事で寝具が問題になっている腰痛はかなり改善します。
寝返りの問題
寝返りの回数が少ないと腰痛になるという事は知られています。
特に赤ちゃんと添い寝する時はお母さんはあまり寝返りをしません。
ずっと同じ方向で寝る事が多いので腰に負担がかかり腰痛になってしまいます。
今までなら、身体が自動的に寝返りをしてくれていたので腰への負担が軽減されていたのです。
ただでさえ育児で背中や腰に負担がかかって硬くなっているので腰痛になって当たり前!さらに元々腰痛だった場合はさらに腰痛が悪化します。
赤ちゃんと添い寝するのは仕方がないので起きている時に腰を捻ったりする運動をして腰の血行と柔軟性を高めておくしかありません。
こうしておくことで腰痛の度合いが低くなります。
産後骨盤矯正としてできること
骨盤矯正ではどこが痛むのか、どこを施術すれば痛みが改善するのかを考えながら施術を進めていきます。
この時に腰痛が悪ければ悪いほど、施術が痛い場合があり、期間も長くかかる事があります。
当然寝具と寝返りの事も重要なので自分で対策する必要もありますが、この対策をしても追いつかない腰痛もあります。
その時は産後骨盤矯正として腰痛改善に全力を尽くして対応させて頂きます。
実際自分でがんぱってもそれ以外の部分は出てきますので、ぜひ産後の骨盤矯正を頼って頂きたいと思います。
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