産後の身体の痛みの原因と対策

 

産後の身体の痛みについて、詳しく解説します。

 

産後の身体の痛みは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが低下することによって引き起こされます。エストロゲンは、骨や関節、筋肉、皮膚などの組織に影響を与えるホルモンです。

 

エストロゲンが低下すると、これらの組織の弾力や潤いが失われ、炎症や痛みを感じやすくなります。

また、エストロゲンは血管の拡張や収縮にも関係しており、エストロゲンが低下すると血流が悪くなり、頭痛やめまいなどの症状も起こります。

 

産後の身体の痛みは、一時的なものであり、エストロゲンの分泌が回復すれば改善されます。

しかし、産後の身体の痛みに悩まされると、精神的にも不安やストレスを感じることがあります。

 

 

エストロゲンは月経と妊娠を支える女性ホルモン

生理周期

先にみなさまが知っているエストロゲンの働きをご説明します。

 

エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンの一種です。女性の体には、卵巣と胎盤で産生されます。

 

生理と妊娠におけるエストロゲンの働きは、大きく分けて以下の2つです。

 

●月経周期の調節

エストロゲンは、卵胞期の約2週間にわたって分泌されます。この時期に、エストロゲンは卵巣で卵胞が成熟し、排卵を促進します。また、子宮内膜を厚くして、受精卵の着床に備えます。

 

●妊娠の維持

妊娠が成立すると、胎盤がエストロゲンを産生するようになり、妊娠期間中はエストロゲンの分泌量が増加します。エストロゲンは、子宮内膜を維持して胎児の着床と成長を助けます。また、乳房の発育や、女性らしい丸みのある体形をつくります。

 

具体的には、エストロゲンは以下の働きをします。

 

卵胞の発育と排卵の促進

子宮内膜の厚化

月経の開始

乳房の発育

骨密度の維持

皮膚の弾力の維持

神経系の機能の維持

 

エストロゲンの分泌量は、月経周期や妊娠の有無によって変動します。

月経周期の初日から約14日目頃が最もエストロゲンの分泌量が多く、この時期は排卵が起こります。

妊娠が成立すると、胎盤がエストロゲンを産生するようになり、妊娠期間中はエストロゲンの分泌量が増加します。

 

エストロゲンの分泌量が不足すると、月経異常や、骨粗しょう症、更年期障害などの症状が現れることがあります。

 

エストロゲンは、女性の体にとって重要なホルモンです。月経や妊娠の調節だけでなく、女性らしい体形や健康を維持するためにも必要なホルモンです。

 

産後の痛みを誘発するのもエストロゲン

産後の痛み

エストロゲンは、子宮内膜の厚化や、骨盤底筋の弛緩など、出産に必要な働きをします。

 

しかし、出産後は、胎盤が取り除かれることで、エストロゲンの分泌量が急激に減少します

 

これは私が骨盤矯正を施術した限りなので私個人の考えですが、骨盤矯正をすると極端に痛がる方がいるのは、エストロゲンが低下したことによって何らかの炎症物質が身体の中に広がっているからだと考えています。

 

そのため、産後の身体の痛みを和らげるためには、以下のような対策が有効です。

 

●適度な運動をする

運動は、血流を改善し、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。

また、運動はエンドルフィンという快感ホルモンを分泌させることで、気分を明るくする効果もあります。

運動は無理をしない程度に行いましょう。

 

●水分や栄養をしっかり摂る

水分や栄養は、身体の組織を健康に保つために必要です。

特にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルは、骨や筋肉の働きに重要です。

水分や栄養が不足すると、身体の痛みが悪化する可能性があります。

 

●骨盤矯正やマッサージをする

骨盤矯正やマッサージは、筋肉や関節のコリや痛みをほぐし、血流を改善したりリラックスさせる効果があります。

また、骨盤矯正やマッサージは副交感神経を刺激し、エストロゲンの分泌を促す効果もあります。ある程度は自分で行うこともできますが、専門家に相談することもおすすめです。

 

●心理的なサポートを受ける

産後の身体の痛みは、心理的な影響も大きいです。

産後はホルモンバランスが乱れることで、気分が不安定になったり、自信がなくなったりすることがあります。

そのため、産後の身体の痛みに対しても過剰に反応したり、自己責任にしたりすることがあります。

産後の身体の痛みは自分だけではなく、多くの女性が経験するものです。

自分を責めずに、パートナーや家族、友人などに相談したり、専門家にカウンセリングを受けたりすることで、心理的な負担を軽減することができます。

 

 

産後の身体の痛みは、女性ホルモンの変化によるものであり、時間が経てば自然に治るものです。しかし、産後の身体の痛みによって、日常生活や育児に支障が出たり、精神的に不安やストレスを感じたりすることは、女性の健康や幸せに影響します。そのため、産後の身体の痛みを放置せずに、適切な対策を行いましょう。産後の身体の痛みは、女性の体験として大切なものです。産後の身体の痛みを乗り越えることで、自分自身や子どもとの絆を深めることができます。

 

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