朝起きて、最初の一歩で「ズキッ」と足裏に痛みが走る。
このような症状に心当たりはありませんか?
それは「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」かもしれません。
とくに40代〜60代にかけて増えやすく、加齢が一因となるケースも少なくありません。

👣 足底腱膜炎は加齢でも起こるのか?
足底腱膜炎は、足の裏にある「足底腱膜(そくていけんまく)」という腱の膜に小さな断裂や炎症が起こることで、歩行時に痛みを感じる状態です。
スポーツ選手や立ち仕事の人に多いと思われがちですが、実は40代以降の一般の方にも非常に多く見られます。
なぜなら、年齢とともに──
-
足底腱膜の柔軟性が低下
-
足裏の脂肪組織が薄くなる
-
歩き方や体重のかけ方が偏る
-
筋力が落ちてアーチ構造が崩れる
といった“加齢にともなう変化”が蓄積するからです。
🧓 何歳から増えやすい?
-
40代後半から50代に多くみられます。
-
男性でも起こりますが、とくに女性では更年期以降、ホルモンの影響で筋・腱の弾力が落ちやすく、足裏の不調が起きやすい傾向があります。
また、50代以降になると「外反母趾」「扁平足」「アキレス腱の硬さ」なども同時に進行している場合があり、足底腱膜炎の慢性化を助長します。
🌀 整体から見る足底腱膜炎の原因
整体の視点では、足裏だけを見て終わることはありません。
-
腰や骨盤の傾き
-
背骨のゆがみ
-
呼吸の浅さや体の緊張
-
足首の可動性
これらすべてが「足底腱膜」にストレスをかけている場合があります。
とくに、足裏は“全身の重みを受け止める最後の砦”です。だからこそ、全体を見て整えることが必要です。
🛌 よくある質問:「安静にしていれば治る?」
痛みのある足をかばっているうちに、反対の足や膝・腰まで痛くなってくることがあります。
たしかに急性期は休ませることが大事ですが、「ただ安静にしていれば治る」ものではありません。
必要なのは、動かしながら整えるという整体的なアプローチ。
からだ全体のバランスを調整することで、足裏にかかる負担を軽くしていきます。
🌱 ほしみぐさでの対応
整体ほしみぐさでは、足裏だけではなく、骨盤・背骨・脚全体の流れをみながら調整していきます。
「年齢のせいだから」とあきらめず、
「運動しすぎたから仕方ない」と放置せず、
まずは体全体の声を聞いてみませんか?
痛みのある足裏にも、きっと理由があります。
その理由を一緒に見つけ、必要なケアを一緒に考えていけたらと思っています。
◆産後の足底筋膜炎についてのブログ
3ヵ月以上痛みが改善しない場合や、痛みが強くなっている場合は難治性と判断できますので、その場合は早急に医療機関にて治療が必要となります。以下はあくまでも参考として記載します。最新は受診する医療機関にてお確かめください。

コメントをお書きください