ほしみぐさの骨盤矯正とカイロプラクティックテクニック

当院の骨盤矯正(産後含む)や整体ではカイロプラクティックのようにボキボキと音を鳴らすようなことはしませんが、たまに音が鳴ってしまう事があります。

 

ボキっと音がなろうがなるまいが全く同じことが関節には起こっています。

 

骨盤矯正

ボキッとしなくても骨盤矯正はできます

実際、カイロプラクティックのテクニックを使わなくても骨盤矯正はできますのでカイロプラクティック(アジャスト/スラスト)にこだわらなくてもいいと考えています。

 

骨盤矯正の手順の中では胸椎11番と腰椎5番の調整もしますが腰痛の場合はどちらも調整した方がいいので両方することにしていますがここで音が鳴らなかったとしてもちゃんと調整はされています。

 

私はできるだけ音が鳴らないように調整しているので音が鳴ってしまえばそれは私からすれば逆に失敗ということになります。(内緒)

 

失敗といってますが矯正をするという意味では成功なので問題はありません。

 

ただ私のやり方がそのようなやり方というだけです。

 

普通のカイロプラクティックでは一瞬で体をあびせて調整しますが、私の場合は特殊でその半分か3分の1くらいのスピードで調整をするので自分の中ではマイルドアジャストという呼び方をしています。多分こんなやり方は正統ではないので私しかやっている人はいないと思います。

 

しかし施術の際に一回ポキッと音が鳴ってしまったら次回からも音が鳴る事を期待される場合があり、もし次の時に音が鳴らなかったら満足度は大幅に下がってしまう傾向がありますので、その場合は仕方がないので時と場合にもよりますが音が鳴るように矯正していくこともあります。

 

こういった手技に関しては各自言い分があるわけなので、何が正しくて正しくないのかは答えはありませんが、結果として骨盤が整い、身体が良い方向に向かうのであればテクニックなんてどうでもいいというのが答えになります。

 

極端な事を言えば骨盤をさわらなくても骨盤を整えることもできますので。

 

それで世の中にはボキッとされるのが嫌な人と逆にボキッとしてほしい人に分かれます。

ボキッとしてほしくない人は整体系の骨盤矯正にすればほとんどは安心だろうと予測できます。

 

 

当院ではカイロプラクティックのテクニックも一部取り入れて骨盤矯正をしていますのでここで簡単な説明を記しておきます

うつ伏せの姿勢で左右どちらの脚が短いのか調べます。

 

ここでは右脚が短いと仮定します。

短い脚は骨盤や関節の異常により後部筋群が短縮を起こし脚が短くなっていると考えます。

そのまま膝を90度屈曲して脚長の変化を確認します。

短い脚がこの動作では高くなっているので腸骨が後傾していると分かります。

 

これは右腸骨がPI(ピーアイ)になっているといいます。

 

PIになっている腸骨を患側として側臥位になりPSISに母指球でコンタクトしてアジャスト(調整)します。

この時のアジャストではボキボキと音がする事は無く、ポキッと小さな音が一回だけする事があります。もしボキボキと音がしたら狙った腸骨後方回旋変位ではなくて別のところから音が鳴ってしまった事になるので本来の目的とは違う精度の悪い矯正になります。

 

次はAS(エーエス)腸骨の前傾を調節します。

コンタクトするのは坐骨結節になりますがクライアントさまの膝の角度も操作しながら骨盤の角度を合わせてアジャストします。この場合もポキッと小さな音が一回だけする事があります。

 

仙骨の調整も行いますが私の場合はカイロプラクティックのテクニックをあまり使わない事にしていますが一応説明だけしておきます。

 

腰椎と仙骨が真っすぐになっている場合です。腰が丸くなっているので仙骨が前弯になるようにコンタクトして前方にアジャストします

次は反り腰になっている場合です。仙骨の前傾が強くなっているので軽減する必要がありますので膝の角度を操作しながら骨盤を後傾にして仙骨にコンタクトし前方下方にアジャストします。

 

PIかASかというのは最初ベッドに座ってもらった時に触診して確認しているのでそのまま骨盤矯正をしていく流れの中で矯正していきます。

 

他には三角ブロックを使った骨盤矯正のテクニックだったり、腰仙関節・腰椎の調整があり永遠に書くことはありますがそれは正式な整体の手技ではなくなりますのでいづれこのページに追記する時がありましたら記したいと思います。

 

 

2022/1

2021年の前期に積極的にポキッという形で半年ほど施術をしてみましたが、やはり当院にいらっしゃる方々はボキボキ系の施術が好きではないという事が統計としてわかりましたので、ソフトな施術にもどることにしました。

 

金沢市骨盤矯正専門ほしみぐさ院長
記事監修者 ほしみぐさ院長

●二宮整体/修師 ●全国整体療法協同組合認定整体師/厚生労働大臣認可(医政第742号)●接骨院や鍼灸院で自身の腰痛が治らなかったのをきっかけに整体の道を志す