産後骨盤矯正では私の中では当たり前だと思っているので当然みなさんもわかっていると私自身勝手に思い込んでいるので言わない事があります。
赤ちゃんと同じ布団で添い寝して寝ると腰が痛くなるのはみんな知っていると思っていました。仮に知らなくても腰が痛くなれば添い寝が原因だとすぐに気が付く、そう思っていました。
また腰をもっと反らせてくださいと言ったら反り腰は悪い姿勢じゃないの?なんて事を思っている方もいたりして腑に落ちない顔をする。腰が過伸展しているなら言いませんが、後傾している方にいったのにどうしてそのような腰を反らすことについてダメだという思い込みがあるのか、不思議でしょうがありませんでしたが、それこそ当たり前の事でした。
自分の常識は他人の非常識
こんな事をいったりしますが、これがまさにそういった事になります。
施術では常識を改めてもらう説明が必要

先に書きました、自分が悪いと思っている反り腰は上の画像の真ん中のタイプになると思います。お腹がぽっこりして猫背にもなっています。このようなことになるので反り腰が悪いと思っていると思われます。
しかし、実際骨盤矯正でいらっしゃる方というのは、右側の姿勢の方になります。腰は反っておらずどちらかといえばストレート化しており、背中が丸くなっています。
みなさんが思っている以上にカッコ悪い姿勢です。
これが現実です。
しかし、思い込みというのは根強いものがありますので、こちらが上手く伝えたとしてもなかなかわかってもらえません。それで逆に反感を買ってしまったり、不信感とか、この人何にも分かっていないなんて思われることも、こちらはある程度想定した上で相対しないとなりません。
腰痛や骨盤後傾に対する誤解
添い寝をすると腰が痛くなるという現象は、多くの産後ママに共通するものですが、これを「当たり前」と思っていても、初産の場合や体の仕組みに詳しくない方には気づかれにくいことがあります。
また、「反り腰は悪い」というのは一般的に広まっている概念ですが、それが文脈によって適切でない場合も多々あります。
「反り腰」の誤解
反り腰(骨盤前傾)自体は確かに腰痛の原因になることがありますが、それは過度に反った状態の場合に限ります。一方で、産後の多くの女性は骨盤が「後傾」していることが多く、むしろ「反らせる」ように指導されることが適切です。ただ、一般的に「反り腰=悪い」という情報が独り歩きしているため、「反らせる」と聞いて戸惑う方もいるのかもしれません。
添い寝による腰痛の理由
産後に赤ちゃんと添い寝をしていると腰が痛くなる理由のひとつは、以下のような要因が挙げられます。
姿勢の固定化
添い寝中はどうしても同じ姿勢で長時間いることが多く、筋肉や関節に負担がかかります。
特に、赤ちゃんを守るために体が不自然な形にねじれたり、腰や骨盤への負担が集中したりします。
産後特有の体の変化
産後はリラキシンというホルモンの影響で骨盤周りの関節や靭帯が緩くなっています。
この状態で負荷のかかる姿勢を続けると、痛みが出やすくなります。
「反らせる」と言われた時の抵抗感
骨盤が後傾している人に「もっと腰を反らせてください」とアドバイスするのは非常に合理的なのですが、「反り腰は悪い」という思い込みがあると、専門家からのアドバイスでも抵抗を感じてしまう方がいるのは自然なことかもしれません。
情報過多と断片的理解
最近はSNSやインターネットで情報を得ることが簡単になりましたが、その情報が断片的であったり、一部だけが広まってしまったりすることが原因かもしれません。たとえば、「反り腰は腰痛の原因になる」という情報だけが頭に残り、具体的な状態や例外に気づかないことがあります。
反り腰=美しくないというイメージ
また、反り腰が「猫背」などと同じく「悪い姿勢」としてネガティブに捉えられていることも一因になります。「美しい姿勢」=「腰を反らさない」といったイメージが固定化されている可能性があります。
理解を広めるためにできること
骨盤矯正や姿勢改善について、正しい理解を広めるには以下のような工夫が役立つかもしれません。
具体的な説明と例
「反らせる」という言葉だけではなく、「後傾している骨盤を正しい位置に戻す」「腰を少し伸ばして正しいS字カーブを作る」といった具体的な説明を加えると、誤解を減らせるかもしれません。
ビジュアルの活用
骨盤が後傾している状態、前傾している状態、適正な位置をイラストやモデルで示すと、より分かりやすく伝わります。
実感してもらう
実際にその場で骨盤を動かしてもらい、「この位置が自然で楽ですね」と体感してもらうのも効果的です。
産後骨盤矯正で当たり前すぎて言わない事 まとめ
産後の骨盤矯正や姿勢に関する誤解は、情報の断片化や一般的なイメージが原因で起こることが多いです。
赤ちゃんとの添い寝による腰痛や、後傾骨盤に対する「反らせる」アドバイスの抵抗感も、こうした背景が影響しているのかもしれません。大切なのは、相手の理解度に応じて丁寧に説明し、実際に体感してもらうことで納得感を得てもらうことです。
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