
親の世代から、子どもの世代へ受け継がれる施術
気づけば最近、産後骨盤矯正の施術を受けに来られる方が、自分の子どもと同じくらいの年齢になってきました。
私は長年、整体という仕事の中で、特に産後の骨盤矯正に力を入れてきましたが、時が流れ、施術の対象は世代を越えて広がっているのを実感しています。
骨格や内臓の構造は、この50年、100年で大きく変わるものではありません。ですから、産後の骨盤のケアが必要であることに変わりはありません。ただ、人の「内面」や「考え方」「生活環境」は、確実に変わってきています。
若い世代の「身体」と「こころ」は、どう違うのか?
今の若いお母さんたちは、スマホやPCなどデジタル機器に囲まれて育ち、長時間座る生活や、特定の筋肉ばかり使う姿勢が当たり前になっています。
そのため、筋肉の使い方や骨盤のゆがみ方にも、以前とは違う特徴が見られるようになりました。
また、情報があふれる時代に育ったことで、自分の身体や健康に対して「自分なりの価値観」をしっかり持っている方が多いのも印象的です。
昔のように図書館で一冊一冊調べる必要もなく、スマホで検索すれば何でも答えが出てくる時代。私の若い頃とは、情報への距離感も大きく変わっています。
施術を通じて、世代を越えた対話が生まれる
私は、施術中はあまり多くを語らないタイプですが、時にはお話をすることもあります。若い世代の考えに耳を傾けることで、私自身が学ばせてもらうことも増えました。
今のママたちが「どういう想いでこの体を整えたいのか」「健康や美しさをどう捉えているのか」。それを知ることができるのは、施術を通して直接ふれあう現場ならではの経験です。
変わらないものと、変わっていくもの
骨格や筋肉に向き合う技術の本質は、これからも変わらないでしょう。
しかし、それを受ける人の「こころ」や「背景」は、時代と共にどんどん変わっていきます。
変わらない技術を土台にしながら、時代の空気や感性に寄り添っていく。そんな施術が、これからの産後骨盤矯正には求められているのだと思います。
「身体」と「こころ」の両方に向き合う整体として、これからも次の世代のママたちに寄り添い続けたいと思います。
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