産後の骨盤矯正ですが、出産する時に骨盤はどのような動きになっているのか理解していないと矯正自体できない事になります。
うつ伏せで横から見た状態。
出産時には尾骨と呼ばれる尻尾のような骨がついている仙骨が上に開きます。
うつ伏せで下から見た状態。
出産時には産道が広がらないと赤ちゃんが出てこれないので、仙骨が上に広がりと骨盤下部の坐骨が広がります。
うつ伏せで上から見た状態。
上の関節部分は離れようとします。
下の坐骨も広がります。
仰向けで上から見た状態。
骨盤前面上部は反対面の離れようとする動きと下部の広がる動きから狭くなる力が加わります。
恥骨も産道を広げる為に離れます。
産後にお尻が大きくなるのは骨盤下部の坐骨が横に広がり股関節が前側に捻じれてくる事が原因です。
産後の腰痛・恥骨痛も本来よりも接合関節が大きく離れる為に起こります。
ぽっこりお腹は骨盤上部が狭まり脂肪が骨盤上辺に乗っかっている事が原因の一つになります。脂肪がつき過ぎた場合は骨盤だけではぽっこりお腹は解消しません。
肥っている人やぽっこりお腹の人の骨盤は間違いなく骨盤上部の腸骨と呼ばれる部位が必ず狭くまっています。
一般的には腸骨が広がっているから骨盤が開いているという間違った考え方が多いのですがそれは骨盤の仕組みを知らないから起こる知識・経験が乏しいセラピストの最大の勘違いであり誤りです。
実際骨盤矯正をしている整体院・接骨院でどれくらいの人が本当に理解できているのでしょうか。多分ほとんどの人が勘違いしているか、実はよく解らないまま骨盤矯正をしているような気もします。
多分インターネットではこのような情報は調べても出でこないでしょうから、僕が書いたこの事により見た人は大きな知識を得たと思いますのでしっかり知識として覚えてほしいと思います。
産後の骨盤矯正は赤い矢印の方向を全て反対側に向かうように矯正していきます。
当然これ以外にも矯正中に考えるべきポイントはありますがこれが基本中の基本になります。
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