出産していれば、いつになっても産後骨盤矯正はできます。
とくに出産していなくても骨盤矯正はできますので、何も産後だけすればいいというものでもないですし、日頃のメンテナンスとして定期的に骨盤矯正をして頂ければそれが一番いいと思います。
産後骨盤矯正をした理由
産後14ヵ月たってから骨盤矯正でご来院されたママですが、3ヵ月前にお月のものが始まった時から急に左の骨盤矯正が痛くなり、身体をひねると特に痛むという事がご来院理由になります。
痛みの状態は産後すぐから数か月が最も強くなりますが、このように一年以上経ってからどこかが痛くなったり、半年してから痛みが出てきて産後骨盤矯正をするといったケースもほしみぐさではよくあります。
左の骨盤が痛い
大体このような場合は痛む箇所をピンポイントで教えて下さいといっても、痛みを感じている本人さえ「はっきりココが痛いです」と言えない事が多いです。
なのでこちらが直接触って探したり、脚を動かしたりして痛みの個所を見つけます。
今回は鼠径靭帯が最も痛みを引き起こしているらしいという見当の元、施術を続けていきました。
腸脛靭帯(そけいじんたい)とは
鼠径靭帯は恥骨結節と上前腸骨棘を結ぶ靭帯で、恥骨の上辺の横を触るとピーンと張った靭帯が分かるかと思います。自分で触るとわかりますが触っても気持ちのいいところではありません。
ここは外腹斜筋の筋膜ですが内腹斜筋や腹横筋も付着するということなのでそれら腹筋の緊張と深くかかわりがあるようです。
鼠径靭帯に対する産後骨盤矯正の施術
鼠径靭帯自体が動いて何かに作用するわけではないと私は考えていますので、腹筋を直接リリースすることはこれまではほぼしていません。
なにかすごいことをするようですが、全く難しい事をするわけではありません。
ASIS側と恥骨側の鼠径靭帯付着部を頭部と足部方向に軽く押圧するだけです。
皮膚も薄くデリケートな場所なのでグリグリせずに手の厚みで深部を意識して押さえるのみです。
それでこの方ですが、2回目の時は鼠径部よりも仙骨が痛くなったということでした。3回目でどちらもかなり痛みは減ったというこで5回目、6回目では全く痛みは無くなったという事でした。
産後骨盤矯正で鼠径靭帯は基本的には触れません。このような症状がある時だけ個別に対応していきますのでなんでも言ってみて下さい。時間的な都合があるので産後骨盤矯正の時間だけではなんでも対応できるわけではありませんが、また産後骨盤矯正の基本回数である6回が終わってから、または産後骨盤矯正は関係なく産後の整体として回数は無視しして改善するまで通院して頂ければと思います。
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