この痛みは経験した人にしか分からないと思います。
寝返りをするだけでも痛い。
立ち上がるのも痛い。
靴下を履くことすら苦痛になる。
それがぎっくり腰です。
金沢市でも季節の変わり目になると増える症状のひとつです。
ぎっくり腰は悪いものなのでしょうか
私は長年整体をしてきて、
ぎっくり腰そのものを悪者だとは思っていません。
もちろん痛みはつらいです。
できればなりたくありません。
ですが身体には意味のない現象は起きないとも考えています。
身体は限界まで無理を続けることができます。
疲れていても働けます。
寝不足でも頑張れます。
ストレスがあっても我慢できます。
ところが、ある日突然動けなくなる。
それがぎっくり腰です。
私は、
身体が
「もう無理です」
とブレーキをかけた状態だと思っています。
だから私はすぐに整体をしません
当院では急性期のぎっくり腰は積極的に施術しません。
昔からそうです。
なぜか。
身体が治ろうとしている最中だからです。
熱が出た時に身体はウイルスと戦っています。
下痢も身体が不要なものを外へ出そうとしています。
ぎっくり腰も似ています。
身体が自ら修復を始めている最中に、
必要以上の刺激を加えることが本当に正しいのか。
私は昔から疑問を持っています。
整体は自然治癒力の邪魔をしないことも大切
整体師は何でも治せるわけではありません。
むしろ、
治しているのは身体そのものです。
私はそのお手伝いをしているだけです。
最近は
「一回で治る」
「すぐ改善」
という言葉も見かけます。
ですが身体には身体の都合があります。
骨も筋肉も神経も、
それぞれ回復する時間が必要です。
その時間を無視することはできません。
痛みには意味がある
痛みは嫌なものです。
しかし痛みがなければ人は壊れてしまいます。
熱い鍋を触っても気付かない。
骨が折れても歩き続ける。
そんなことになってしまいます。
痛みは身体からのメッセージです。
ぎっくり腰も、
今までの身体の使い方を見直してください
というサインかもしれません。
ぎっくり腰の本当の原因
重い物を持ったから。
くしゃみをしたから。
朝起きたから。
そう思われがちですが、
私はそれが原因だとは思っていません。
本当の原因はもっと前から始まっています。
疲労。
睡眠不足。
食べ過ぎ。
ストレス。
冷え。
運動不足。
身体のクセ。
そうしたものが積み重なり、
最後の一滴でコップが溢れた状態です。
整体で見るのは腰ではありません
大部分として腸骨が仙骨に引っかかっていて戻らないというのが私特有の見方でもあるのですが、
ぎっくり腰の方でも、
実際には
骨盤
股関節
お尻
背骨
首
頭
などに問題があることが少なくありません。
腰だけを見ても分からないのです。
人間の身体は全部つながっています。
だから整体では腰だけを揉むことはしません。
身体全体を観察します。
再発を防ぐために
ぎっくり腰は治った後が大切です。
痛みがなくなったから終わりではありません。
なぜ身体がそこまで追い込まれたのか。
そこを考える必要があります。
身体は壊れたのではなく、
限界を知らせてくれたのです。
私はそう思っています。
これは2014/5/13のブログを最新に更新したものです。
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