骨盤矯正での足の長さのそろえ方

骨盤矯正施術での足(脚)の長さが違う場合のそろえ方。

そろえることよりもどこが原因で足の長さが違っているのでしょうか?

骨盤の傾きからなのか、股関節からなのか、頭のバランス、足首の調節などなど。

 

両足を均等にそろえる事は整体としては間違いですが、骨盤矯正として考えるならほぼ均等にそろえなければいけません。

 

ちょっと矛盾していますが私の普段のやり方としては、骨盤矯正を何度かしてとりあえず終了した後は、メンテナンスとして整体式の骨盤調整に移行する場合があります。どういったことなのかはホームページ内をご覧になってください。

 

骨盤矯正での施術

足を引っ張る

足をそろえるやり方として一番オーソドックスなのが足を引っぱることです。このやり方は経験が浅い施術者から経験豊富な人までとりいれているものです。

 

足を引っぱったくらいで直るものなのか?

 

このやり方でも足の長さがそろう場合もありますが、一定以上の癖を持つ場合は全く効果的ではありません。

 

引っぱっても引っぱっても後から足の長さは元に戻りますので、このやり方しかできない整体師は、一生かかっても足の長さをそろえることはできずに、これでお手上げとなります。

 

股関節を調整する

 次のやり方としては股関節の調整です。

股関節の調節方法は何種類かあり、股関節を動かしてみて抵抗のある箇所を緩めていきます。1センチほど差がある場合でも、全く足を引っぱらず股関節の調節だけでそろうこともあります。

 

股関節が痛みも無く十分屈曲する場合、動きの良い場合はあまり関係しないので骨盤の歪みをみます。

 

 

骨盤の調整

骨盤の歪みは腰からの筋肉の緊張により引っ張られることも考えなければいけないので骨盤だけをみて整えるわけにもいきませんが、それ以外ですと仙腸関節のズレが考えられます。

 

仙腸関節は仙骨と腸骨をつなぐ部分でこれは腰の要にもなっている関節で、骨盤矯正といえばこの関節というほどメジャーです。

仙骨と腸骨が重なっているところが骨盤の関節
仙骨と腸骨が重なっているところが骨盤の関節

慢性腰痛の原因になっていたり、ぎっくり腰の時にも痛む場所ですが、この仙腸関節は狭い範囲ながら意外にもよく動きます。不動関節ながらも可動域は3mm程度と言われていますが、私の感覚からいくと5mm位は動いているんではないでしょうか。

 

動くからこそ、そこでショックを吸収したり、バランスをとったりしているのですから、仙腸関節が痛くなると立つことも歩くことも困難になります。

 

また仙骨というのは別の意味合いで重要な部分として私の整体では考えられています。

その仙腸関節のズレを直すことも骨盤の位置が変わる為足の長さをそろえることには関係しています。

 

とにかく足の長さが違うことで不都合があるのならば直さなければいけませんし、別に不都合がなければ、それは環境に対して十分適応している事になるので直すことによって逆に不都合になる場合あると思いますから、なにがなんでも足の長さをそろえなければならないというのではない事をご理解ください。

 

よって先天的な事や、事故による足の長さの違いは治りませんので常にケアしていく必要があります。

 

追記

脚自体の筋肉の緊張と腸骨の前後傾によっても足の長さは変わります。現在はこれをメインとして調整する事が多いです。

しかし、足の長さのそろえ方は沢山ありまして、こんなことでそろうのか?という方法でも実際そろってしまうこともあります。

 

 

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