
先日、通院中の産後のママさんが当院にいらっしゃいました。
「急に手と足に蕁麻疹ができました。病院では、寝不足からくるじんましんかもしれないって言われました」とのこと。
「寝不足でじんましん?」そんなことあるの?
私がこれまで対応した中では初のケースですが、全国的に見るとあるわあるみたいです。
出産後の体は、ホルモンバランスが一気に変化し、そこに育児の疲れと寝不足が重なると、自律神経が大きく乱れます。
体が過敏になっている時期だからこそ、「肌がかゆい」「赤くなる」といった症状も出やすくなるのです。
とくに夜、少しほっとした瞬間や、眠れない時間にじんましんが出る方も少なくありません。
当院では「じんましんの治療」は行っていません
私たちは産後骨盤矯正を専門とした整体院ですので、じんましんそのものを治療することはできません。
ですが、こうしたお話を聞くたびに、施術以外にも伝えられることがあるのではと感じます。
それは、「今のあなたの体が出している小さなSOSを、ちゃんと受け止めてほしい」ということです。
「自分があとまわし」になっていませんか?
赤ちゃんのことを最優先にするのは、ママとして自然なことです。
でも、そのぶん、自分の体と心が置き去りになっていることが多いのも現実です。
肌に出たかゆみや違和感は、「ちょっと休んで」「少しでいいから自分の時間をとって」という、体からのサインかもしれません。
整体師として、そして3児の父として
私自身、もう昔の話ですが、子を持つ親として、夜泣きや授乳、睡眠不足に悩む妻の姿をそばで見てきました。
産後の体は、自分が思っている以上に繊細です。
それは弱さではなく、命を産み出した強さの“反動”なのだと感じています。
今日からできる「肌と心のケア」
✔ 湯船につかる(10分だけでも)
✔ お気に入りのハーブティーで深呼吸
✔ スマホを見ずに5分間目を閉じてみる
✔ 赤ちゃんを抱っこして「ありがとう」と声に出してみる
これらはほんの少しのことですが、「自分に戻る時間」としてとても大切です。
おわりに
産後のじんましんは、体調だけでなく“心の疲れ”の現れかもしれません。
ほしみぐさでは、それを「整体で治す」ことはできませんが、ママが自分を大切にするお手伝いは、これからもしていきたいと思っています。
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