「痛い整体=悪い整体」ではない理由

― “いた気持ちいい” と身体の反応について ―

「整体って、痛くないほうがいいですよね?」

もちろん、その通りです。

 

当院でも、
わざと痛くする施術はしていません。

 

ですが実際には、

  • 7割くらいの方 → 「いた気持ちいい」

  • 2割くらいの方 → 「少し痛い」

  • 1割くらいの方 → 「かなり痛い」

という反応になります。

こんにちは、金沢市の整体・産後骨盤ケア
ほしみぐさです。

 

最近は特に、

“かなり痛い” と感じる方には、刺激を少し落としていく

ことを意識しています。

 

なぜなら、

「効く」と「強すぎる」は、
同じではないからです。

 

 

同じ刺激でも、痛みの感じ方は人によって違います

例えば、

  • 肩こりが長年続いている

  • 産後からずっと身体が緊張している

  • 睡眠不足

  • ストレスが強い

  • 慢性的な痛みがある

こういう状態では、
身体が刺激に敏感になっていることがあります。

 

これは医学的には、

「中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)」

などと呼ばれ、
神経が過敏になった状態として研究されています。

 

つまり、

同じように触っても、

  • 「気持ちいい」

  • 「少し痛い」

  • 「かなり痛い」

と反応が分かれることは、
不思議ではありません。

 

 

「痛い=強く押している」とは限りません

実際には、

身体が敏感になっている方ほど、
軽い刺激でも痛みを強く感じることがあります。

 

特に、

  • 首肩がガチガチ

  • 呼吸が浅い

  • 無意識に力が入る

  • 緊張しやすい

という方は、
防御反応が強くなっていることがあります。

 

ですので、

「かなり強く押された」

というより、

“身体が過敏になっていた”

というケースも少なくありません。

 

 

「いた気持ちいい」はなぜ起こるのか

整体やマッサージの刺激によって、

  • 血流

  • 筋肉の緊張

  • 神経の反応

  • リラックス反応

などが変化する可能性があることは、
研究でも報告されています。

 

そのため、

「痛いけど気持ちいい」

という独特な感覚が出ることがあります。

 

ただし、

ここで大事なのは、

“強ければ強いほど効く” わけではない

ということです。

 

 

強すぎる刺激は逆効果になることもあります

強刺激を続けると、

  • 身体が防御反応を起こす

  • 呼吸が止まる

  • 力が入る

  • 翌日だるくなる

  • 揉み返しが起こる

こともあります。

 

そのため当院では、

「かなり痛い」

と感じる方に対しては、

最近は特に、
“少し痛い” 程度まで刺激を調整する

ようにしています。

 

身体は、
安心するとゆるみやすくなるからです。

 

 

大切なのは「どれだけ痛かったか」ではありません

整体で本当に大切なのは、

「痛かったか」

ではなく、

施術後に、

  • 呼吸がしやすい

  • 力が抜ける

  • 身体が軽い

  • 夜よく眠れる

  • 抱っこが少し楽

など、
身体がどう変化したかです。

 

 

まとめ

当院では、
わざと痛い施術はしていません。

 

ですが、
身体の状態によっては、

「いた気持ちいい」
「少し痛い」

と感じる方もいます。

 

そして最近は、

「かなり痛い」

と感じる方には、
刺激量を調整しながら、

身体が安心してゆるめる範囲で
施術を行うようにしています。

 

整体は、
我慢大会ではありません。

 

「強いほど効く」

ではなく、

その人の身体に合った刺激が、
一番大切なのだと思います。


※慢性的な痛みでは、神経が刺激に敏感になる「中枢性感作」という状態が研究されています。また、徒手刺激による血流・緊張変化・リラクゼーション反応などについても様々な研究報告があります。ただし、整体の作用機序については未解明な部分も多く、個人差があります。

 

 

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