薄毛抜け毛/産後骨盤矯正

産後の抜け毛の原因と対策

産後に抜け毛や薄毛に悩む女性は少なくありません。産後の抜け毛は、医学的には「分娩後脱毛症」と呼ばれ、病気ではありませんが、髪の毛が大量に抜け落ちる状態を指します。

 

産後骨盤矯正でご来院の方でも、全く頭に触れていないのにベッドには髪の毛が何本も抜けている方もいますので、少し心配になってしまいます。

 

抜け毛

産後の抜け毛の主な原因

産後の抜け毛の主な原因は、ホルモンバランスの変化です。

妊娠中は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急増します。エストロゲンは、髪の毛の成長を促進する働きがあり、プロゲステロンは、抜け毛を抑制する働きがあります。

 

しかし、出産を機に、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急激に減少します。これにより、髪の毛の成長が抑制され、抜け毛が増えると考えられています。

 

産後の抜け毛は、一般的に、出産後3〜6ヶ月頃から始まり、1年〜1年半頃にかけて落ち着きます。しかし、個人差があり、1年以上続く場合もあります。

 

 

タンパク質と抜け毛の関係

タンパク質は、髪の毛の主成分であり、髪の毛の成長と維持に欠かせない栄養素です。タンパク質が不足すると、髪の毛の成長が妨げられ、抜け毛が増えると考えられています。

 

産後は、授乳や育児によるストレス、睡眠不足などから、食事のバランスが崩れやすくなり、タンパク質の不足が起こることがあります。また、産後ダイエットで無理な食事制限を行うと、タンパク質の不足につながります。

 

そのため、産後の抜け毛を予防するためには、十分なタンパク質を摂ることが大切です。1日の推奨摂取量は、成人女性で約50gです。

 

タンパク質を多く含む食品としては、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などが挙げられます。これらの食品を、毎日バランスよく摂るようにしましょう。しかし50gは簡単には摂れませんのでホエイプロティンなどで手軽に補うことが出来ます。

 

 

産後の抜け毛の対策

産後の抜け毛を予防するためには、以下の対策が有効です。

 

十分な睡眠をとる

睡眠不足は、ストレスやホルモンバランスの乱れを引き起こし、抜け毛を悪化させる原因となります。産後は、夜間の授乳などで睡眠不足になりがちですが、なるべく6〜8時間の睡眠をとるようにしましょう。

 

ストレスを溜めない

ストレスは、抜け毛を悪化させる原因となります。産後は、慣れない育児や家事、仕事など、ストレスが溜まりやすい時期です。適度に運動やリラックスを取り、ストレスを溜めないようにしましょう。

 

バランスの良い食事を摂る

タンパク質だけでなく、鉄分、ビタミンB群、亜鉛などの栄養素も、髪の毛の健康に欠かせません。バランスの良い食事を心がけましょう。

 

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、血行を促進して頭皮の健康を保つ効果があります。1日10〜15分程度、優しくマッサージしましょう。

 

自分に合ったシャンプーやトリートメントを使う

洗浄力が強すぎるシャンプーや、シリコンなどの成分が入ったトリートメントは、頭皮に負担をかけ、抜け毛を悪化させる可能性があります。自分に合ったシャンプーやトリートメントを選びましょう。

 

医療機関を受診する

産後の抜け毛がひどい場合は、医療機関を受診しましょう。内分泌系の疾患や、甲状腺の異常などが原因で、抜け毛が起こることがあります。

 

また、抜け毛が産後1年半以上続く場合は、AGA(男性型脱毛症)の可能性もあります。AGAは、男性ホルモンの一種であるDHTが原因で起こる脱毛症で、女性でも発症することがあります。

 

産後の抜け毛は、多くの女性が経験する悩みです。十分な睡眠をとる、ストレスを溜めない、バランスの良い食事を摂るなどの対策を心がけることで、予防や改善に役立ちます。

 

 

産後の症状関連ブログ

肋間神経痛/産後骨盤矯正