いまこのタイミングで開業したり独立して個人事業を始めた場合。
開業しても最初は売り上げがないものです。スーパーや家電量販店ならOPENイベント等で大勢のやお客さんを呼び込むことはできますが、普通はそんな事はありません。
特にこの整体業界などはオープン当初に来てくれるのは友達や親戚ぐらいで、一般のお客さんは皆無です。クーポン等で特別安い価格で宣伝したとしてもほとんど来客はありません。
不思議ですがそんなもんです。
これを新型コロナの影響で誰もお客さんが来ないと思っている人もいると思ったのでこんな事をかいてみましたが、開業当初はコロナなんて関係なくお客さんは来ません。
ただコロナのせいで尚更来ないというのが正しい解釈です。
開業してホームページやフリーペーパーで宣伝して一か月10人の新規客が本来なら来るとします。開業当初ならこれだけしても10人くらいが妥当です。
しかしコロナの影響で10名→1名ぐらいになっているはずです。
開業した人は最初から満員状態を期待して始めますが、全くそんなことは無くてスケジュール表はスカスカです。
元々コロナの流行が無くてもスカスカなのにそれをコロナのせいにしてしまうのが非常に危ない考えなのです。
だから時期のせいだけにしてほしくは無いのです。
個人事業に限らず何か商売を始めるときは最低半年無収入でもやっていける資金は必要です。
一番の負担は家賃ですが電気・水道・通信費もセットですから固定費として最低15万からだと思いますが平均すると20万以上はするでしょう。(整体業として)
それで半年ですから120万。
それに最低の生活費と税金も合わせた金額が必要です。
なので最低余剰資金として240万。それ以下では開業はできない計算になります。
ハッキリ言いましてそれくらいの預貯金がないのに商売を始めた時点で失敗です。
経営者失格です。仕事を甘く見過ぎです。
そしてこのご時世なのでもっとシビアな状況になりますので一年位の余剰資金は必要じゃないでしょうか。
これは私の業界の話なので、雇用していたり、毎日の仕入れがあったり、沢山の資材を買い入れてするような商売だとさらにお金は必要になります。
個人事業なんて吹けば飛ぶようなものなのでそういった事も分からず始めたのであれば、キズが大きくならない内に諦めてアルバイトでもサッサと探すのが賢いやり方になるでしょう。
私も今回の痛手は相当勉強になりました。これがなかったら財布のヒモは緩みっぱなしだったので、もうギユーーーーッと閉めて何も出ないくらい閉めることが出来ました。
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