産後朝起きるとかかとが痛い(足底腱膜炎)

朝起きた時にかかとが痛い。

 

いままで産後骨盤矯正の施術をした中で時折このような事をおっしゃる方がいます。

 

朝一が一番痛いので十中八九「足底腱膜炎」だと思います。

 

「足底腱膜炎」で検索していただければ原因や治療方法等たくさんの情報がでてきますのでちゃんと調べたい人はそちらでお調べ下さい。

かかとが痛むのは足裏の筋肉が重力によって伸びる事で痛みを発症します。

産後にかかとが痛む原因

 その情報の中のひとつを見ると、足底腱膜炎「長時間の立ち仕事や歩行、体重増加、靴の不適合、スポーツ(ランニングやジャンプなど)による使い過ぎが主な原因と考えられます。」と書いてあります。

 

産後なので長時間の立ち仕事やスポーツは全く関係なく、この中では体重増加だけが当てはまります。

実際体重が増えた場合に痛くなるケースが多いですが、体重が増加していないのにかかとが痛む方もいらっしゃいましたのでこのような情報だけで決める事はしないほうがいいです。

 

私が見たこれまでの方々ですが、体重増加高齢出産が重なっているケースによって足裏の筋肉が柔軟性を失い耐え切れなくなったというのが私の見方です。

 

後は産後なので女性ホルモンの一つであるエストロゲンの働きが低下する事で、腱や関節の炎症が起こりやすくなることでの痛みになります。

 

それをしっかり理解した上で骨盤矯正を望まれるのであれば改善できる可能性があります。

 

最近聞いたのは二階で就寝していて、朝起きて階段で一階に降りる時にすごく痛くてやっと降りているという事でしたが、でも時間が経つと痛くないという症状です。

 

 

産後骨盤矯正でかかとの痛みは改善できます

実際、整体で「足底腱膜炎」を改善しようとしても朝が痛みのピークでそのまま動いているうちに痛みは感じなくなるのでご来院した時には痛みがほとんどないので施術してもそれで改善しているのかいないのか判断できないのでその場でよくなりましたよというのは言えないのが本音ですが多くのケースで一回の施術で軽快もしくは消失しています。

 

産後骨盤矯正では足底腱膜炎に対しての整体は対応可の範囲になりますので遠慮なくおっしゃってください。

 

骨盤矯正の中に整体として対応するわけです。

 

足裏の筋膜よりも踵骨(しょうこつ)からアキレス腱につながる手前から痛みを引き起こすトリガー部位がありますのでそれを探して整体をしていきます。

 

それとむずむず脚症候群の治し方に書いてある簡単なストレッチをしてもらいます。

これは施術だけでは効果が薄い場合なので効果が足りない場合だけして頂きます。良くならない場合はこれで大部分軽快・改善するはずです。

 

そして今書いたことは朝に痛む場合について書いたもので、朝よりも夜につれて痛くなる場合だと、また施術箇所は違ってきます。この違いがあることで施術効率も全然違ってきます。効果のない事に時間をかけていると時間が足りなくなるのでその辺りは整体師としての経験数も関係してきます。

 

施術回数は6回を超える事もありますのでその辺りはご留意ください。

 

尚、足底腱膜炎は本来整形外科が治療すべき分野なのでスポーツをしていて痛くなったり、ちゃんとした診断は整形外科にいって調べてもらって下さい。

 

整体をしてもよくならない、痛くて歩くのも辛い場合は投薬・注射しか手がありません。

 

 

骨盤矯正で踵痛が一度で改善した実例

産後4ヵ月で産後骨盤矯正に訪れたママさんです。

 

産後一ヶ月目から踵が痛み出して、毎日朝になると必ず痛むという事でした。他には痛むところはなく踵だけです。

 

施術では踵で直接痛む箇所を指でおさえます。

 

私の指の第二関節を曲げてとがらせるように骨で押すようにおさえますので、押した時は少し痛みます。

 

何箇所が痛む場所があるのでピンポイントで狙っていきます。

 

実際はこの施術を繰り返すだけでも踵の痛みは軽減もしくは消失しますが、さらに念を押すように先に書いてあるセルフケアをして頂くようにご指導しました。

 

二回目の時に聞いたところセルフケアの翌朝には痛みは感じなくなったそうです。

 

これはセルフケアだけでも効くのですが、直接施術した後だから3か月間も痛かった踵痛が一発で改善したということなので、長期にわたって痛む場合はセルフケアだけでよくしようというのは難しいと思われます。

 

 

セルフケアはこちらに書いてあるつま先立ちが効果的です

むずむず脚症候群の治し方(ふくらはぎがピクピク動く)

 

 

誰でも理解できる足底筋膜炎説明

以下に整体という考えは無しとして簡単に症状・原因説明を致します。

 

足底筋膜炎は、足の底にある筋膜が炎症を起こす状態を指します。足底筋膜は、足のアーチ(土踏まず)を支える重要な組織であり、歩行時に体重を分散させる役割を果たしています。

 

足底筋膜炎の主な症状は、足の底に痛みや不快感を感じることです。通常、この痛みはかかとの近くから始まり、足のアーチに沿って広がることがあります。痛みは通常、朝起きたときや長時間の歩行後に最も強く感じられます。また、足底を踏むことや走ることで痛みが増すこともあります。

 

足底筋膜炎の主な原因は、足底の筋膜に過度のストレスがかかることです。これは、長時間の立ち仕事や走ること、体重の急激な増加、足のアーチの異常などが関与することがあります。また、足の筋力不足や適切な靴を履かないこともリスク因子となります。

 

足底筋膜炎の治療法はいくつかあります。最初に行われるのは保護と安静です。痛みを引き起こす活動を避け、足に負荷をかけないようにします。また、炎症を抑えるためにアイシングを行うこともあります。

 

さらに、足底筋膜の柔軟性を改善するためのストレッチや筋力トレーニングも有効です。特定のエクササイズや足底のマッサージも役立つ場合があります。

 

場合によっては、医師が炎症を抑えるための抗炎症薬や痛み止めを処方することもあります。また、カスタムメイドの靴下や靴底の使用、装具の使用、足底に対する物理療法なども行われることがあります。

 

最後に、早期の治療と予防が重要です。足底筋膜炎の症状がある場合は、医師に相談し、適切な治療計画を立てることをおすすめします。また、適切な靴を選び、足の筋力を維持するためのエクササイズを行うことで、足底筋膜炎の発症リスクを低減することができます。

 

 

金沢市骨盤矯正専門ほしみぐさ院長と赤ちゃん
記事監修者 ほしみぐさ院長

★産後骨盤矯正専門/金澤レディース整体 整体院ほしみぐさ院長

 

●二宮整体/修師

●全国整体療法協同組合認定整体師/厚生労働大臣認可(医政第742号)

●接骨院や整形外科で自身の腰痛が治らなかったのをきっかけに整体の道を志す