整体は輸氣(きをおくる)により身体を変えていきますが、整体をしてもどうしても氣の感応が悪く何十回と整体をしているにもかかわらず変化の兆しが見えてこない場合があります。
その時は仕方がないので、一・二回だけは力業で物理的にどうにかならないものかとやってみることがあります。
これはストレッチを思い浮かべればわかりますが、例えば前屈。体の固い人が軽く前屈しているだけでは100年かかってもペタンと手が床につくことはありません。
効いてるな~という感じでグーッと更に腰を曲げて脚裏を伸ばし少し痛いぐらいで前屈する事を毎日毎日続けることによって床に手がつくようになります。
これと似たような考えとして氣が通らない場合は逆に痛くても物理的に身体を変えてみることを試みてみます。こんな事をする整体師は多分私ぐらいです。
物理的にといっても痛くするつもりはなく結果的に痛くなってしまうだけです。
尚よく行っている骨盤矯正やО脚矯正は「氣」を使わないので整体ではなく、矯正という物理的な施術になります。
それで結果的に痛くなってしまうと、痛いのが嫌いな人からすればただ痛いだけなので変わりかけていたかもしれない身体も尚の事変わらない身体になってしまいます。
このように受け止められてしまうと後悔しかありません。
そんな痛い事をするのにも訳があり、これまでの経験では痛いのを我慢した結果翌日にはガラリとよくなった例もあるためしないリスクよりもするリスクをとったほうが良くなる可能性があるためです。
ですけれど結果的に痛いだけで良くならない事もあるわけなので、どうするかこうするかは一か八かに近いものかもしれません。
そうならないように整体の業を磨き物理的な手技に頼らないようにしないといけません。
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