痛気持ちいい(イタきもちいい)という感覚は日本人独特のものらしいです。
日本だけでなくアジア全般そうかもしれませんが対して西洋人の感覚では、
「痛い」か「気持ちいい」のどちらかしかないそうです。
実際西洋のマッサージというのはオイル系マッサージが主流で強く押たりするような施術が全くありません。
(アメリカにはカイロプラクティックがありますが見た目は痛そうですが本当のカイロは痛みは全くありません。)
日本に旅行に来たアメリカ人がホテルでマッサージを頼んだ場合には、アメリカ人の特性を知らずマッサージ師が強く押した場合は多分クレーム対象になります。
「アゥッ!!スゴクイタイデスヨーナニシテンデスカーコノヤロー」です。
施術したマッサージ師は技術力があり自信があって「これは効くぞ~絶対痛気持ちいいはずだ~」とやっても、
外人からは「イタインジャーーゴルアアァァッ」ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!!
としか思われないようです。
私はいまのところ外国人相手に整体をした事がないのでわかりませんが、
もみほぐしならばこのような前知識があれば特別やさしくすることにより対処できるかと思います。
ですけれど外国人は日本人と違い「気」とか「雰囲気」とか「大体こんなもん」というはっきりと見えないものに対して理解もありません。
なぜそこをそうすると良くなるのか等と、すごく理屈や原理みたいなものを知らなければ納得できないようで、只単に弱く、やさしくもみほぐしをしたならばそれはそれで、「モットツヨクシテクダサイヨー」と言われかねない様な気もします。
さて外国人には不評でも、日本人にとっては痛気持ちいい強さというのはただ気持ちいいよりも格別に効きます。これは精神的な裡に心地よさを生み出すので、人種によってはなくてはならない刺激の部類になります。
しかし施術をしていると、どんなにやさしく触れても痛いとしか感じない人もいます。もしかしたら何代か先に西洋の血が入っているのかもしれません。
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