私は仕事を理由にして子育てをしなかった男ですが、今になって毎日のように赤ちゃんをみる機会があります。
当然ながら最初はどのようにして赤ちゃんに接するのかわからなかったのですが、なんとなく今では判ってきました。
当院にきた赤ちゃんはまず泣きます。泣くのは赤ちゃんの仕事ですから泣くのは当然ですが、その泣き方には二種類あるということが今更ながら判りました。
1つはただ泣く。赤ちゃんとして泣く。これは色んな意味があるので想像してもしかたがない泣きです。
もう1つはお母さんに聞かせるために泣く。この泣きの場合はわざと泣くので泣き止むことがありません。これは泣くというより泣き叫ぶに近くなります。
なぜわざと泣くのかという事を考えるのは大人の無駄なエゴです。
真の自由人である赤ちゃんの事を大人が理解するのは全くもってできません。
だから幾ら泣いてもそれでいいんです。どんなに泣こうがそれが赤ちゃん。
そしてそんな風に泣く赤ちゃんはかわいいです。目は綺麗でなんの曇りもなく、何もしばられる事もなく自由に泣く。見ていたらかわいくってしかたがない。
泣かないのならそれでもいいのです。どうしようが自由なのだから。
子供に対して整体をする本があります。当院にも置いてありますが、そんな事をしなくても子供でも赤ちゃんでもゴロゴロと転がればそれで整体になります。寝返りをすればそれで疲れや歪みがとれてしまう位柔らかな身体なのが子供です。
身体が整っていない大人が綺麗な子供の身体をあえて整えるというのはちょっと違うでしょ?と思ってしまいます。
そんな無駄な事をする時間があるのなら子供一緒に遊べば痛んだ大人の身体も若返りますよ。
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