整体の味付け

 

整体は目分量みたいなものです。なになにが何グラム、大さじ一杯という事はなく、

全ては適量。ハイミーサササッー♪みたいなものです。職人の技も大体は経験による勘であったり、大体こんなもんだろうという見当でやっています。これがコンピューターや機械ではできないもので、其の都度違いに対して対応しながらしている技になります。

味噌汁の味つけでもそれに対して薄く感じる人もいれば濃く感じる人もいます。それが美味しいと感じるか不味いと感じるかも人によって違います。また、それを何かで見極めることも不可能です。

あそこのラーメン美味かったぞ、絶対うまいから食べてみんかーと言われて食べにいっても美味しくなかった。教えた人も相手の好みをわかった上で教えても美味しいとは思われなかった。そんなこともあります。

また、例えますが、クラウンのロイヤルサルーンとアスリートでアスリートを買った人になぜアスリートなのかを問いただすと、スポーティーだからカッコイイという意見が多いと思います。なぜカッコイイの?なんでそれがスポーティー?をひとつひとつの答えに問えば、結局は説明のつかないその人なりの個性になります。個性は第三者が理解できない絶対領域でもあるためそれを知ることはできません。

 

それでも重なる部分が幾ばくかあれば、分かり合える可能性もあります。

整体でも施術方法や力加減を少しだけ変えれば、ピッタリと呼吸があってカラダが調子よくなり気にいってもらえるかもしれないのに、相手を観ずにただ普段通りのことを何も考えずに誰に対してでも同じことをするようなことだけはしてはいけません。

これはチェーン展開するリラクゼーションだったり何人も雇っているような整体の店舗によくあることです。相手のことはどうだっていいから仕事を早く済ませたい。サッサと終わらせて次のお客さんの相手をしなければならない。一人すれば幾らという歩合でしている場合が多いので、そんなことになってしまいます。

 

僕のような個人経営になるとそんなことはありえなく、時間つぶしや興味があったからといってご来院する方はほとんどおらず、やっぱりカラダを回復するために真剣に整体院選びをなさった方だけがおいでますので、雇われバイトとは志が全く違います。当然技術も天と地ほどの差があり、仕事中は整体以外のことは全く考えてもいません。

 

整体は目分量みたいなものなので、味付けはどうにでもなります。濃くも出来るし薄くもできる。ラーメンからスパゲッティだとジャンルが違いますから無理ですが同じものの味付けぐらいやトッピングぐらいは変えていかなければ、プロとして可笑しいのです。しないというのはプロではなく自分勝手なだけだと思いますので、ある程度は相手に合わせて手技も変えるのが当然です。